音程とザッツのその先に

今日はトロンボーン奏者の加藤直明先生にご指導をいただきました。

初めてのご指導で緊張気味の私達を和ませようと笑いをとり交ぜたお話をしてくださった気さくな方でしたよ。

 

練習開始はまず基礎合奏です。

3Dバンドブック10ページ、B♭Durの1番スケール練習から。

ここは初めましてのご挨拶で、私達がどんな風に吹くのかなと様子をみてくださった感じです。

単音を合わせるというよりは自分の楽器の調の調整を大事に吹いてみて欲しいとご指示いただきました。

続いて2番ハーモニー練習。

人は誰でも属音のあとは解決したくなるものだけれど、それをきちんと楽器で表せるように、とのことでした。

そして3番音階練習。ここで加藤先生はアーティキュレーションをかなり大事にされていました。

特にスラーの後、スラーが終わったことが分かるように意思を持ってはっきりと吹くように、と指示があり、そう言われるときちんとタンギングしていなかったかも・・・と反省し、再度気を付けて吹いた際には輪郭がクリアになって気持ちの良いサウンドになりました!

続いて2つ程別の調の音階練習をし、アーティキュレーションの大事さを確認しましたよ。

 

次に練習曲の合奏です。

本日はヴィジルスキープをみていただきました。

ここでも基礎合奏でお話のあった「アーティキュレーション」。少しでも気を抜くと加藤先生の鋭い耳はそれを聞き逃しません。

「今のところ、アーティキュレーションをはっきり」と指摘されてしまいます。

他にも音質についてアドバイスをいただいたり(フルート・サックスはもう少し軽く、と指摘していただいた箇所がありました)、場面による音色に差を付けること(同じpでもこのフレーズまではあたたかく、ここから息の速度をあげてシャープになど)を注意していただいたり、今までと違う観点から指示をいただいてとても有意義な時間でした。

 

 

そうそう、ご指導の合間にお話してくださったのですが、最近のコンクールでは音程とザッツが合っていてもアーティキュレーションが曖昧になっていると審査員は心を動かしてくれないそうです。

まだコンクールに参加していないルベウスですが、音程とザッツと更にその先のアーティキュレーション(これは表現力に通じるものですね)にも気を付けて精進したいと思います。

美しいダンサーの動きは爪の先まで神経が通っていますもんね。ルベウスの音楽は音が出てから消えるまで意思を持っていると思っていただけるような音楽作りをしたいものです。

 

さて、今日も熱い気持ちになれた一日でした。

毎週こんな風に真面目に、でも合奏中は楽しくなごやかに活動しています。

興味をもってくださいましたら是非1度見学にいらしてください。

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